認知デブリーフィングはどのように行われるのか

認知デブリーフィングは、翻訳された医療質問票や患者報告アウトカム(PRO)が、実際に患者様へ正しく伝わるかを確認するためのプロセスです。

翻訳者や医療関係者だけでは気付きにくい表現の違和感や理解のしやすさを確認するため、実際に対象となる患者様にご協力いただきながら進められます。

翻訳文を確認していただきます

まず、翻訳された質問票や資料をお送りします。

送付方法はプロジェクトによって異なりますが、メールや郵送などの方法が利用されます。

ご協力者様には内容を読んでいただき、分かりにくい表現や違和感のある箇所がないかをご確認いただきます。

インタビューを実施します

資料をご確認いただいた後、担当者によるインタビューを行います。

インタビューは電話やオンライン会議システム、または対面で実施される場合があります。

このインタビューでは、「どのような意味として理解したか」や「別の言い方の方が分かりやすいと思うか」などをお伺いします。

正しく伝わっているかを確認します

認知デブリーフィングでは、単に文章が読めるかどうかを確認するわけではありません。

質問を作成した側が意図した内容と、実際に読んだ方が受け取った内容が一致しているかを確認します。

そのため、インタビューでは質問文を自分の言葉で言い換えていただくことがあります。これにより、質問の意図が正しく伝わっているかを確認できます。

ご協力いただいた内容を翻訳へ反映します

インタビューでいただいたご意見は、翻訳文の改善に活用されます。

患者様にとって分かりやすい表現になっているか、専門的すぎる言葉が使われていないかなどを確認しながら、より適切な翻訳へと調整していきます。

こうした工程を経ることで、海外で作成された医療質問票が日本の患者様にも正しく理解される状態に近づいていきます。

認知デブリーフィングは、翻訳された医療質問票を実際の患者様に確認していただき、その理解度や表現の分かりやすさを検証するためのプロセスです。

患者様からいただくご意見は、翻訳の品質向上に欠かせない重要な情報となります。

そのため認知デブリーフィングは、医療質問票の信頼性を高めるうえで重要な役割を担っています。