Linguistic Validation(言語検証)とは
海外で開発された医療質問票や患者報告アウトカム(PRO)を日本語へ翻訳する際には、単に文章を翻訳するだけでは十分とは言えません。
翻訳された内容が、日本の患者様にも原文と同じ意味で正しく理解されることが重要です。
そのために行われるのが Linguistic Validation(言語検証)です。
ワイズトランスレーションでは、認知デブリーフィングを含む言語検証プロセスを通じて、医療質問票や患者報告アウトカムの品質向上を支援しています。
Linguistic Validation(言語検証)とは
Linguistic Validation(言語検証)とは、翻訳された文章が原文の意図を維持したまま、対象となる言語や文化圏の利用者にも適切に理解されるかを確認するプロセスです。
特に医療分野では、患者様向け質問票や患者報告アウトカム(PRO)の翻訳において重要な役割を担っています。
治験や臨床研究では、患者様が回答した内容が重要なデータとして扱われます。そのため、質問内容が誤解なく理解されることが求められます。
翻訳として正しくても、患者様にとって分かりにくい表現や、普段使用されない専門用語が含まれている場合があります。
そのような問題を発見し、改善するために行われるのが言語検証です。
なぜ認知デブリーフィングが必要なのか
認知デブリーフィングにご協力いただく方から、
「プロの翻訳者が翻訳しているのに、なぜさらに確認が必要なのですか?」
というご質問をいただくことがあります。
もちろん、翻訳は医療分野に精通した経験豊富な翻訳者が担当しています。
しかし、翻訳された文章を実際に読むのは患者様です。
翻訳者にとって自然な表現であっても、患者様にとっては難しく感じたり、普段使用しない言葉であったりする場合があります。
また、病気や治療に関する表現は、患者様の間で一般的に使われている言葉と、専門家が使う言葉が異なることも少なくありません。
そこで実際の患者様に文章を読んでいただき、どのように理解されたかを確認することで、より分かりやすく適切な翻訳へと改善していきます。
このように、実際の利用者の理解度を確認しながら翻訳の品質を検証することが、Linguistic Validationの重要な目的です。

